「伝統レシピ」第5回 玄米信田(しのだ)寿司/柏餅(さつまいも餡と小豆餡2種)

 

身土不二

 生命は環境の産物です。「身」とは私たちの「心身」、「土」とは自然的であれ、社会的であれ、過去からもひきついだ、あらゆる「環境」のことを意味します。「身土不二」とは、その「身」と「土」とが一体である、ということを仏教の言葉をかりて表わしたものです。
 
 私たちは、環境を正しく摂り入れることを心がけなければなりません。あらゆる自然の生命は、「その土地、その季節にできるもの」を摂っています。人間だけが、遠い、異なった環境にできた産物を好んで食べ、夏にとれるべきものを、無理に温室栽培して、一年中食べるようにしています。これは「空間の秩序」と「時間の秩序」を破っていることになります。
 
 日本のような温帯にいて、熱帯にできる果物を好んで食べてはなりません。また、夏にとれるべきトマトやキュウリを冬の寒い季節に多食すると、体が冷えて陰性になってしまいます。つまり、自分の住んでいる土地になるべく近い環境でとれたものを、旬の季節に食べることをよし、とします。
 

桜沢里真著「リマクッキング」(日本CI協会)より引用
 

玄米信田(しのだ)寿司

玄米信しのだ田寿司
 

材料(5人分)

玄米……2.5カップ 水……3カップ
塩……小さじ1/4
油揚げ……5枚(3辺を切り離して開き、1枚にしてから熱湯で油抜き)
醤油……大さじ3  だし汁……2カップ
にんじん……1/2本(みじん切り)
ゆかり……大さじ1/2
大葉……15枚
 
飾り 紅しょうが……適宜
 

作り方

❶玄米は洗って水を切り、水と塩を入れて炊く。
❷油揚げはだし汁、醤油で煮付ける。
❸にんじんに塩をまぶして空炒りし、蒸し煮する。
❹炊き上がった玄米に③とゆかりを混ぜる。
❺②を広げて大葉を敷き、④をのせてくるりと巻く。
❻皿に盛り、紅しょうがを添える。
 
ワンポイント
・ごはんがずれないように、指で芯を中心に押さえ込むようにして巻きすを引きながら巻きましょう。巻き終わりの油揚げが下になるようにすると、形が整って切りやすくなります。

 

柏餅(さつまいも餡と小豆餡2種)

柏餅(さつまいも餡と小豆餡2種)

 

材料(各3個分)

玄米粉……120g
餅玄米粉……120g
小豆餡……150g
さつまいも……150g
柏の葉……6枚
塩……少々
 

作り方

❶さつまいもは蒸かして潰し、3等分にする。小豆餡も3等分にする。
❷粉に塩を混ぜ、熱湯を少しずつ加えながら固くこね、6等分にちぎっておく。
❸蒸し器に濡れ布巾を敷き、真ん中をへこませた②を並べて20分蒸す。蒸し上がったらすり鉢でよく搗く。
❹③を丸めて手の平で平らにし、それぞれの餡をのせて半分に折り、水をした柏の葉で包む。

 

2018年5月号その他のレシピは

  • いんげんと人参の白和え
  • おこと汁


 

月刊マクロビオティック 2018年5月号(968号)より
 
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