受講生/修了生からのメッセージ①

※この記事は月刊マクロビオティック2016年4月号掲載されました。表記は掲載当時のものです。
 

マクロビオティックがもたらしてくれたもの

リマ・クッキングスクール初級コース修了
金井まり子

 

 

受講のきっかけ

リマ・クッキングスクールに通おうと思ったきっかけは、3人目の妊娠でした。長男、次男を妊娠した時は仕事をしていたこともあり、毎日の慌ただしさの中に埋もれて自分の体やお腹の赤ちゃんを労ることができないまま出産を迎えてしまいました。その結果、次男を出産した後は、精神的に不安定になり、体調を取り戻すのに時間がかかってしまいました。
 
このような経緯から「今度こそ、お腹の中にいる赤ちゃんとしっかり向き合って出産しよう」と、心に決めました。この決意を機に思い切って仕事を退職。そして、玄米を中心とした食事に変えることにしました。
 

受講していくうちに体験したこと

report20161011img3妊娠6〜9ヵ月目の間、リマ・クッキングスクールの初級ウィークエンドクラスに通いました。教室へ通うまでもマクロビオテックの本を読んで自己流で料理を作っていましたが、実際に先生のお料理を拝見すると、野菜の切り方、炒め方、ご飯の炊き方など初めて知ることばかり。また、先生の心を込めながらスマートに調理されていく姿が美しく、自分も一歩でも先生方の所作に近づきたいと思いました。
 
そして、何といってもお料理をしていただいたご飯の美味しかったこと!食べていくうちに自分の体の細胞が活発になっていく感じがしました。実際に食べた後は胃腸がグルグルと動き出し、翌日は体が軽いのです。そのように実感してから、家でも教わった料理を作って実践していくことにしました。
 
実際にやり始めてみたものの、家で料理をしてみると、玄米を炊く時に焦がしてしまうなど失敗ばかり。最初は急いでしまったり、雑念が多かったりでなかなかきちんと料理に向き合えませんでした。それに、今までこれほどまでに丁寧に野菜を切ったり炒めたりしていなかった私は「やけに根気がいることだな……」と気後れしていたのです。
 
しかし、赤ちゃんとしっかり向き合って元気な赤ちゃんを産みたい!その想いが変わることはないので、料理する時は、切る、炒める、といった作業に集中すること、そして丁寧に行うことを心がけました。
 
そのように意識しながら数を重ねていくうち、これまで根気のいることだと思っていたことが、段々と苦にならなくなり、返ってじっくり丁寧に料理をしていくことで気持ちが和らいで落ち着いてくるようになったのです。
 
玄米を中心とした食事をしていくうちに、やがて家族に変化が表れてきました。最初に変化があったのは子どもたちです。ご飯を「美味しい」といって食べてくれるようになり、今ではきんぴらごぼうや切干大根を奪い合って食べるほどの食欲をみせてくれるようになりました。
 
また、食事に真面目に向き合って食べるようもになりました。家族の変化を感じると共に、その頃から私の自信もついてきたように思います。

 

三男の出産

report20161011img4長男と次男の妊娠中はむくみや便秘に悩まされていましたが、三男の妊娠中は食事のお陰か、それらもなく快調に過ごすことができました。中でも、大好きだったパンや砂糖、果物を口にしなくても過ごせるように
なったことは自分でも驚きでした。
 
しかし、妊娠中にまったく問題がなかったかというと、そうではありませんでした。妊娠8ヵ月あたりからお腹が張り出し、9ヵ月目の時に「赤ちゃんが下がってきている」と先生から伝えられ、安静を言い渡されたのです。締まり過ぎた食事をしてしまったのか、動き過ぎてしまったためなのか……。考えてもよく分かりませんでしたが、お腹の赤ちゃんからの警告と受け止め、産み月まで安静にすることにしました。
 
安静に過ごすこと1ヵ月、周囲の協力のお陰もあり、妊娠38週目の8月20日の朝、無事に第3子を出産することができました。長男と次男はいずれも40週を過ぎての出産だったので、以前は自分の体がかなり陰性に傾いていたのだと思い
ます。出産に際しては、かねてからの希望通り「医療器具は使わずに薄明かりの中で」という、自分が安心できる環境を作ってもらい、助産師さんの介助で自然に産むことができました。
 
出産時は赤ちゃんが産まれてこようとする意思が感じ取られて、自分はそれに合わせた、というかお任せしただけでした。
 
report20161011img5現在三男は3ヵ月になりますが、産まれたときからとても穏やかです。表情が豊かで、あやすとよく笑い、目と目を合わせると、様々な声を出してお話をするので見ていて飽きることがありません。私はそのたびに「赤ちゃんはしっかりと人格を持った一人の人間なんだ」ということに気づかされます。長男、次男の時には悩まされた産後の肥立ちもとても良く、心配していた精神的な落ち込みもまったくありません。これは私にとって本当に驚くことでした。
 
産まれてくる赤ちゃんとしっかり向き合って出産したいと思ってリマ・クッキングスクールに通いましたが、食事と向き合うことが、すべての物事と向き合うことに繋がるという大切なことを教えていただきました。
 
リマ・クッキングスクールでは、料理を教えることだけではなく、料理を通して陰陽を学び、生き方・考え方を深めることができます。新たな命を生み出す大切な時期に教室に通うことができて本当に良かったと思っています。
 
中級クラスではお手当ての仕方も教えていただけるとのことで、今から通うのが楽しみです。陰陽の法則もお料理もまだまだ分からないことばかりなので、子育てが一息ついたら中級に通い始めたいと思います。その時はご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
 


かない まりこ
栃木県生まれ。埼玉県の小学校で勤務した後、退職して夫の実家のある群馬県渋川市に移住。3児の母。