「My Macrobiotic Life」韓国でマクロビオティックを広めたい

 

クッキングスクール リマ マスターコース受講生  全 慧淵

 
 

休職、そして出会ったマクロビオティック

 

辛かった会社員時代

辛かった会社員時代

社会人となり入社直後から経営戦略チームに配属が決まるなど、あり得ないチャンスをたくさんいただいた若手社員時代。その期待に応えようと、4年以上、自分を苦しめる生活をしていました。寝る時間と食事の時間を削って仕事をし、食事はコンビニ食で済ませ、夜はビールを飲む毎日。疲れた時はコンビニスイーツとエナジードリンクで元気を出していました。そのため体は悲惨な状態…。ダイエット知らずだった健康診断書には「肥満」、肝臓の数値も正常範囲を超え、常に無気力でした。
 
問題は体より心の方でした。これだけ頑張って会社の期待に応えても、私は幸せではなかったのです。結局、病院から休職するよう告げられ、そしてマクロビオティックに出会いました。
 
体の健康をとり戻すため、独学で少しずつ食生活を改善していき、5ヵ月ほど続けた結果、見事、肝臓の数値も元の数字に戻り、肥満も解決できていました。さらに、どうしても治らなかったニキビまで治っていたのです。
 
何よりも変わったのは心です。体の声を聞きながら料理し、丁寧に食べていく中で、より素直な自分に出会えました。自分を隠して、自分の心と体をないがしろにしてきたことに気が付きました。その後、復職しましが、私の目線はパソコンの画面ではなく、キッチンに向かっていました。
 
マクロビオティックに出会い、健康をとり戻しただけではなく、周りと調和するライフスタイルを目指すようになり、「自分」という新しい世界に出会えました。「マクロビオティックをもっと勉強して、韓国でたくさんの方に広めたい」。そんな気持ちに押されるように東京行きの飛行機を予約し、クッキングスクール リマの集中講座を受講しました。

 
 

判断力の勉強
 

勝又理事から修了証を授与していただきました。

勝又理事から修了証を授与していただきました。

リマでは料理だけではなく、マクロビオティックの考え方について勉強できたことが嬉しかったです。今まで独学で悶々としていたことが解決できた1ヵ月間でした。授業はもちろん、先生方や受講生の方との話から感じたことも大きかったです。特に、普段家族みんなでマクロビオティックの食生活をされている先生が、学校の給食を食べるか食べないかをそのお子さん本人に決めてもらったという話は非常に印象深かったです。
 
マクロビオティックは一見ストイックに思われがちですが、「絶対ダメ」「しなければならない」というものはありません。抑圧と強要がない分、食事や生活ついて自分で正しく判断できる力を身につけることが大事だと思います。

 

 

マクロビオティックと出会い、新たなやりがいを感じる毎日を過ごしています。

マクロビオティックと出会い、新たなやりがいを感じる毎日を過ごしています。

 
 

自分が発揮できる価値を探して
 

「今日から実践するマクロビ韓流ご飯」クラスの料理

「今日から実践するマクロビ韓流ご飯」クラスの料理

今回の日本滞在期間中に、「今日から実践するマクロビ韓流ご飯」というテーマでクラスを開いてみました。参加者のほとんどは会社員だったので、私の経験も活かし、忙しい日常の中でバランスよく実践するコツもアドバイスできました。
 
アンケート結果からも「マクロビオティックはストイックだと思っていたが、少しずつ日常に取り入れてみたい」といった意見も多く、一日で終わるのではなく、参加者の皆さんが実践したいという気持ちを持てたことには、今までの仕事とは違う新しいやりがいを感じることができました。そして忙しい会社員も「健康への興味はあるけれど、日常での実践方法が分からないだけ」という現実的な課題も見えてきました。
 
帰国後は、SNSを通じてマクロビオティックの理論、リマでの体験談、自分の生活を中心に紹介しています。韓国でのマクロビオティックの認知度はそれほど高くありませんが、ヴィーガンやヘルシーなライフスタイルに興味を持って私のブログを訪れてくれた方々からも「こんなに素敵なライフスタイルがあるならぜひ勉強してみたい」といった意見もたくさんいただいています。
 
韓国の若者にもマクロビオティックを広め、来年、ソウルで自分の料理教室をオープンしたいと思っています。母国でたくさんの方と楽しくマクロビオティックを共有していく私の未来がとても楽しみです。

 

全 慧淵 / じょん へよん
クッキングスクール リマ マスターコース受講中。韓国ソウル生まれ。18歳の時に京都の大学に進学し、日本での生活を始める。卒業後は東京とソウルのIT企業で経営戦略、マーケティング、サービス企画を5年間担当。今は日韓を行き来しながらマスターコースを受講し、料理教室、SNSで韓国の若者にマクロビオティックを広めている。

 

 

 

月刊マクロビオティック 2018年11月号(974号)より
 
マクロビオティックとその料理法に関するホットな情報、健康と美を創り、生命をはぐくむための食と、その知識のご紹介、などなど・・・。あなたの人生を豊かにする情報が毎号満載です。日本CI協会で行っている料理教室や講座などのお知らせもご案内しています。
(本体価格600円+税) 発行元:日本CI協会

 

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