「My Macrobiotic Life」一人ひとりに合ったマクロビオティックライフ


 

クッキングスクール リマ認定インストラクター 熱田 千恵花

 
 
砂糖中毒
 
以前の私は甘いものが欲しくて仕方がない砂糖中毒でした。当時の主食はケーキ。血圧が40~60しかない私はケーキを食べないと動くことができず、イライラする時は大量の飴をガリガリ噛んでいたので口の中がいつも荒れていました。肌もひどい乾燥肌で、美容液や化粧水がすぐになくなりました。
 
甘いものがないと、イライラして怒りっぽくなったり悲観的になったりするので、自分の感情に振り回されてしまい、人間関係を保つこともむずかしく、「こんな状態から抜け出したい」と思っていた時に出会ったのがマクロビオティックでした。

 
 

玄米を食べて運命が変わる
 
リマで初めて玄米を食べた時、「こんなにおいしい食べものがあるなんて!」と感動して、1日5回玄米にごま塩をかけて食べていました。玄米が食べたくてたまらなかったのです。玄米を食べる量が落ち着いた頃、あんなに好きだったお菓子やケーキの味が違うように思えておいしく感じなくなりました。起床後、すぐに動けるようになり、あまり疲れなくなり、感情が落ち着くなど生活がどんどん変わっていきました。
 
肌のケアは化粧水のみに。よく笑うようになり、月や星を見たり海で泳いだりと体を動かすことが楽しくなりました。自分の変化が面白かったので、愛犬にも玄米クリームや葛練り、生姜湿布を試しました。動物は本当に素直です。「いいな」と思うと一筋。私が葛を練り始めると「よこせ、よこせ」とせがみ、生姜湿布の準備をしていると自分も! と当てて欲しい箇所を私に向けて待っています。玄米クリームは入院や手術をした方への差し入れに、愛犬が老衰の準備を始めた頃の補助食にと役に立ちました。
 
今は授業で習ったお手当てをセミナーで教えたり、料理教室のスタッフとして撮影や収録のお手伝いをさせてもらったりと、かつての自分からは思いもよらなかった日々を送っています。食べものが変われば体も心も変わり、運命も変わるというのはこういうことなのでしょう。

 


土鍋で炊く玄米ごはんが大好きです!

 
 
家族の理解を得るために大切なこと
 
マクロビオティックを実践し始めた当初は「これは体にいい」「これはよくないからダメ」と家族に言い過ぎてしまいました。肉を食べるなんて人間じゃないくらいの気持ちでいたので、家族と外食に行けなくなったこともありました。愛ある主婦から平和な家庭が生まれるのに、晩ごはんのおかずのことで家族関係までおかしくなるのはマクロビオティックの考え方から一番遠いことなのに…と悩みました。
 
困った私は、家族の好きなものを作りながら、リマで習った料理を出して、家族の反応をみながらマクロビオティック料理の割合を増やしていきました。大豆たんぱくのから揚げやオーサワのデミグラソースを使ったコーフーや車麩料理、雑穀のコロッケなどは好評だったので、そこから「こういうのもいいね!」と言ってもらえれば次に作る料理の糸口がつかめました。また、マクロビオティックのレストランに一緒に行ってもらい、「こんな料理が作れるようになりたい」という私の気持ちを理解してもらうようにしました。
 
親戚の集まりでは雑穀やお麩を使った料理やマクロビスイーツを出すこともあります。義姉からカニクリームコロッケの作り方を、私は米粉のホワイトソースの作り方を教え合ったりすることも。年頃の姪っ子たちからは「あっさりしていて胃にもたれないから」と、スイーツのリクエストが出るようになりました。好きな食べものの話、得意料理の話は年齢問わず盛り上がります。
 
肉料理の得意な人の話からは、味付けのヒントをもらえますし、年上の方には「マクロビオティックでは卵を使わない分、こんな工夫している」という話を面白がって聞いてもらえます。大切な命をいただくのです
から、お肉もお魚も、卵も、乳製品も食べものです。それを食べている人に対してや、食べてしまった自分に対して悪感情を持たず、ともに過ごす時間を楽しむことが大事なのではないか、と思っています。

 


陰陽表を見ながら生徒さんにアドバイスすることも

 
 

持続可能なマクロビオティックライフ
 
人それぞれに好きなスタイルの食事があるので、強制ではなく、自然な形でマクロビオティックの食事の良さやおいしさを伝え広げていければいいなと思います。
 
特に現代女性は、仕事、子育て、介護などで忙しい毎日です。リマの生徒さんの中でも食事の支度が大変だという声を聞きます。そんな方の応援になればと思い、オーサワジャパンの動画レシピ作りや、簡単にできる料理セミナーのお仕事、ご自宅に伺って食事を作るお仕事をしています。我が家の味付けほどいいものはないと思いますが、様々な事情から食事を作れない方は、できる部分は楽しみ、無理なところは誰かにお願いする(もしくは外食する)など、発想を変えて持続可能なマクロビオティックライフを探していただけたらと思います。
 
幸いリマには様々な年齢、たくさんの経験を持つ講師やスタッフがいます。みなリマ人( 修了生)なのもよいところですね。たくさんの方々の知恵をいただいて、一緒にマクロ道を歩いていきましょう!

 


オーサワジャパンの動画レシピで作った「三年番茶プリン」。暑い時季におすすめです。

 
 
オーサワジャパンの動画レシピYoutube:マクロビオティックキッチンby オーサワジャパングループ【公式】
 
 
熱田 千恵花/あつた ちえか
 
クッキングスクール リマのアシスタント、インストラクターとして、小売店セミナー、体験レッスン、公開講座、オーサワ動画へレシピ提供などの仕事のほか、プライベ-トシェフなどの仕事をしている。米粉マイスター、米粉スイーツマイスター、ビュ-ティフ-ドスイーツプロなどの資格を持つ。趣味は落語、講談、浪曲の鑑賞。
 

月刊マクロビオティック2020年8月号
月刊マクロビオティック 2020年8月号(995号)より
 
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(本体価格600円+税) 発行元:日本CI協会

 

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