「My Macrobiotic Life」マクロビオティックに導かれた充実の日々


 

クッキングスクール リマ インストラクター養成講座受講中
永本 佳子

 
 
慢性的な不調
 
私がマクロビオティックに初めて出会ったのは15年ほど前、会社の同僚の紹介でリマ修了生の方が運営する料理教室に行ったことがきっかけでした。その時に食べたマクロビオティック料理の美味しさが衝撃的で、体が軽くなるというか、ふわぁ〜と温かくなり、解放されるような感覚を味わいました。この時マクロビオティックで体が変わることを体感し、「マクロビオティックが私の人生を大きく変えることになるだろう」と、本能的に感じたことを覚えています。
 
ただ、当時の私は若く、仕事に邁進する生活を送っていて、口に入れる食べ物に慎重になることがとても難しい状況でした。その後、仕事はさらに忙しくなり、海外出張も増え、家で食事をする機会が激減していきました。そんな生活が長く続いたためか、体調は常に悪く、倦怠感があり、とても疲れやすく、いつもイライラして激昂しやすい性格でした。
 
栄養ドリンクに頼りながら整体や鍼灸院に週1回通い、気力で毎日を乗り切っていましたが、疲れがピークに達すると、帯状疱疹、膀胱炎、胃腸炎のいずれかの症状が現れていました。

 
 
手当て法
 
前職を退職する1年ほど前から、首の後ろ、腰回りに激しい痒みを伴う湿疹ができはじめ、次第に背面全体に広がっていきました。ひどい痒みで夜中に何度も目が覚め、朝起きるとシーツに血が付いていたことも度々ありました。この痒みを何とかしたいと藁をも掴む思いで、ありとあらゆることを試しました。そして最終的に行き着いたのが、桜沢如一先生、大森英櫻先生の本にある手当て法、生姜湿布と里芋湿布でした。それは、目をみはる効果でした。
 
初めて生姜湿布をした夜、朝までぐっすり眠ることができました。そして、生姜湿布と里芋湿布の両方を試した時は、二日間ほど体の痒みが全くなくなりました。
 
そこから、膀胱炎のような感染症にはゴボウの絞り汁、便秘には焼き塩と豆味噌パスタ、というように、手当て法を色々と試してみました。病気の父のために鯉こくを作ったこともあります。手当て法は、手間は少しかかりますが本当に効果的で、すっかり虜になりました。
 
その後、桜沢如一先生、大森英櫻先生が生前書かれた本を貪るように読み始める日々が始まりました。湿疹や膀胱炎は私が食べてきたものの解毒が体内で起こっているためで、食事で体を立て直すことができることを知りました。そして、自身の健康を取り戻すため、長年勤めていた会社を辞める決意をしました。
 
桜沢先生、大森先生の本を参考に玄米菜食を徹底し、調味料、食材、洗剤はすべてオーガニックにこだわる生活に切り替えました。体を動かすことが好きな私はピラティスも日々の生活に取り入れました。
 
そこから3年、私の身体はどんどん変化していきました。肌は透き通るように綺麗になり、体温は高く疲れ知らずで、身体は驚くほど柔軟にしなやかになっていきました。

 

 
 
新しい目標とリマでの学び
 
私がリマで受講するきっかけを作ったのは、現在3歳になる姪の存在があります。彼女は妹のお腹にいる時から玄米菜食で育っています。姪を見ていると、マクロビオティックで育った子どもはとても心が安定し、健康でたくましく育つことが立証されているように感じています。
 
そして、彼女のおかげで将来的にマクロビオティックを取り入れた保育園を作るという新しい目標ができました。そのためにも、リマで学び直すことを決めたのです。
 
マクロビオティックの基礎である、陰陽に基づいた野菜の切り方、煮込み方、炒め方、調味料の使い方を学ぶこと、また、保育園で取り入れたいと考えている手当て法を深く学ぶことが目的でした。
 
以前からマクロビオティックを実践していましたが、リマを受講して想像以上に自身の学びが深まったと感じています。玄米ご飯の炊き方、味噌汁の作り方、だしの取り方は自分の体調と季節に合わせて、基本に忠実に作ることで本当に美味しくなり、家族も喜んで食べてくれます。
 
リマに通い始めて一年半が経ちました。12月初旬にマスターコースを修了し、1月末にはインストラクターコースを修了します。リマで基礎から学ぶことができたおかげで、毎朝自分の体がどのような状態なのかを観察し、中庸に近づくような調理法に変えていき、食事で体調をコントロールできるようになりました。
 
インストラクターコースでは、同じ料理でも陰性体質向け、陽性体質向けの調理法を試すクラスが度々ありました。自分のその日の体調によりそれが美味しく感じる場合と、そうでない場合があります。基本食の調理方法も絶対ではなく、季節やその時の体の状態に合わせ、 調理過程をその都度変化させていく必要があることを経験し、実践できるようになったことは大きな収穫でした。
 
また、内側からの手当て法を学ぶ機会がたくさんあり、風邪をひいた時、喉が痛い時、咳が出る時の対処法の知識も深めることができました。
 
基本を思い出すべく1月からベーシックⅠ・Ⅱコースを再受講し、マクロビオティックの基本食を学び直す予定です。

 
 

子どもたちのために
 
今後は、少し時間がかかるかもしれませんが、玄米菜食で子育てしているお母さんをサポートできる保育園のような施設を作っていくことを目標にしています。近い将来、今の子どもたちは私たち大人が今まで経験したことのない問題を多く抱えることになると思います。小さな子たちがこの世の中をたくましく歩んでいけるように、心身ともに健康に生きるためのお手伝いができればと思います。
 


大根干葉湯は私の心強い味方です。

 

永本 佳子/ながもと かこ
 
高知県出身。東京都在住。在日韓国人三世。アメリカ ニュージャージ州セントエリザベス大学を卒業後、Apple Japan採用担当マネージャーとして11年間勤務。退職後、保育士国家資格、プロフェッショナルコーチライセンス取得。趣味はピラティス、九星氣学、夫との旅行。現在、クッキングスクール リマ インストラクター養成講座受講中。
 

月刊マクロビオティック 2021年2月号(1001号)より
 
マクロビオティックとその料理法に関するホットな情報、健康と美を創り、生命をはぐくむための食と、その知識のご紹介、などなど・・・。あなたの人生を豊かにする情報が毎号満載です。日本CI協会で行っている料理教室や講座などのお知らせもご案内しています。
 
(本体価格600円+税) 発行元:日本CI協会

 

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