「伝統レシピ」第10回 栗ごはん/南瓜の糸切りだんご

 

料理の必要①「最も恐ろしい 最も大切なもの」

 
私供にとって一番大切なものの一つは言うまでもなく「いのち」であります。そのいのちの素は朝夕に頂く食物であります。「生命」を大事に思うなら根本の「食物」に充分気をつけねばなりません。
「食物」は「生命」にとって大切なものですが人々はこれを忘れがちで、ものを食べるのは主に「たのしみ」や「だて」の様に思っている様です。食べ物は人を殺しもすれば生かしもする程の恐ろしい力を持っています。
食あっての命であって、食物のない所には生命現象はないのです。人間が食物を作るのではなく食物が人間を造るのであります。
ここで言う食物とは広義の食物で生命を作る一切の環境を意味するものです。この広い意味において出来た根拠が日常の食物であります。
草でも木でもそれぞれ定まった食べ物がありますから場所をかえたり、肥料をかえたりするときっと出来が悪くなります。インドのくだものの木を日本に発育させることは出来ないし日本のをあちらにうつすこともむずかしいのです。みんな長い数千年、数万年の習慣と本来の性質が異なっているためで、人間も同じであります。
同じ人間でも国によってそれぞれ食物がちがい顔かたちまで変わります。それが自然に定められた規則であって、それにふれる人々は皆きびしく裁かれ、その大切ないのちをいろいろな病気で苦しめられたり、ちぢめたり切ったりせられます。
世の中が開けてゆくほどこの「自然の法則」天の定めを忘れて行くので病人がふえるばかりです。
私共は大切ないのちを養うために正しい食べものを摂らねばなりません。
 
桜沢里真著「リマクッキング」(日本CI協会)より引用
 

栗ごはん

栗ごはん
 

材料(4人分)

玄米……3カップ
水……4カップ強
塩……小さじ1/3
栗……12個

 

作り方

❶栗は鬼皮だけを剥き、きれいに洗う。
❷圧力鍋に玄米・塩・栗・水を入れ、ふっくらと炊く。
 
ワンポイント
・一物全体を意識した、この季節ならではのごはんです。圧力鍋で炊くので、渋皮の硬さもまったく気にならず、とてもおいしくできあがります。

 

南瓜の糸切りだんご

南瓜の糸切りだんご
 

材料(4人分)

かぼちゃ……200g
玄米粉……100g
もち玄米粉……100g
水……少々
塩……小さじ1

 

作り方

❶かぼちゃは蒸かして皮を剥き、裏ごしして塩少々を振り混ぜる。
❷玄米粉ともち玄米粉を合わせて塩小さじ1/2を入れ、熱湯で耳たぶ位の固さにこねる。
❸②を小さくちぎり分け、蒸し器に入れて30分蒸す。
❹③をしっかりと搗いてから直径2cm位の棒状にし、糸でぐるりとまわして切り、①をまぶす。
 

 
ワンポイント
・玄米粉は水ではなく、熱湯でこねることでおいしくなります。

 

2018年10月号その他のレシピは

  • 根菜の旨煮
  • そばがきの清まし汁


 

月刊マクロビオティック 2018年10月号(973号)より
 
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