「伝統レシピ」第12回 自然薯すいとん/蓮根ボール

 

料理の必要③「正しい生き方②」

人類やある種の動物は元来菜食動物であります。生理学的、生物学的にそうできているのですから、人間は、やはり原則として日常は植物性の物を、とるのが原則であります。たまに趣味としてなら動物性をとることもかまわないと思いますが…。植物性のものを常食としている人の血液は清浄で色も冴えているということを、血液学研究の権威千島喜久男、森下敬一両博士も長年の研究の中からデータをあげて証明されております。
桜沢はすでに六十年間もその研究に生涯を捧げ、欧米にもこの方法を苦心してひろめました。だんだん穀物を主にした菜食を実行する人がふえ、その成果も大きく玄米食養ブームを起こすにいたったのです。大きなデパートでも玄米を売る様にさえなりました。
菜食も、ただ野菜を食べればよいというのみではなく、やはり人間には人間としても秩序があるのです。それにのっとった食事をすることが正しいのです。食べものの入り口には秩序正しい歯という門番がいます。臼歯は穀物をこなす歯で、前歯はスジのもの、たとえば植物のような ものを切る歯です。ですから環境とその土地に出来た穀物を主食にして、その季節に出来た少しばかりの野草、野菜を副食としてとるのが、人間の正しい生き方と言えるのです。
 
桜沢里真著「リマクッキング」(日本CI協会)より引用
 

自然薯すいとん

自然薯すいとん
 

材料(5人分)

自然薯……300g(すりおろす)
長ねぎ……5本
油揚げ……2枚(細切り)
生麩(3cm長)……5個
にんじん……小1本(小口切り)
だし汁……6~8カップ
油……大さじ1
塩……小さじ1/2
醤油……適量
青のり……少々
揚げ油……適量

 

作り方

❶長ねぎ3本は3cmの長さに切り、残り2本は細かく刻む。
❷鍋を温め油を入れて、ねぎを炒め、にんじん・油揚げ・生麩・だし汁を加えて煮る。
❸自然薯に刻みねぎを混ぜ、さじですくって油に落として揚げ、②に入れて煮立てる。
❹塩と醤油で調味し、青のりを振る。
 
ワンポイント
●自然薯はとても粘りが強く、陽性な食材です。お店で見かけた時は是非とも作ってみてください。大和芋で作る際は地粉少々を加えるとおいしくできます。

 

蓮根ボール

蓮根ボール
 

材料(4人分)

れんこん……100g(すりおろす)
にんじん……50g(すりおろす)
玉ねぎ……50g(みじん切り)
地粉……適量
塩……小さじ1/2
大根おろし……適量
揚げ油……適量

 

作り方

❶れんこん・にんじん・玉ねぎを混ぜ合わせる(汁が多い場合は軽く絞る)。
❷①の1/3量の地粉と塩を加えてよく混ぜ、2cm大のボールに丸める。
❸170℃位の油でからりと揚げる。
❹③を器に盛り、すりおろした大根を添える。

 

ワンポイント
●れんこんは、肺や気管支が弱い方にいただいて欲しい食材です。風邪をひきやすい季節にのどが痛かったり咳が出る時は、れんこん料理を作ってください。

 

2018年12月号その他のレシピは

  • 金柑の塩煮
  • きんぴらごぼう


 

月刊マクロビオティック 2018年12月号(975号)より
 
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