「伝統レシピ」第21回 南瓜と玉ねぎのクロケット/きびまんじゅう

 

料理法の注意⑥

第八 料理の心がまえ ②
日本でもひなびた田舎ではまれには食養的な伝統的な料理を頂けることがありますが、今では交通が発達していて、インスタント食品、着色有害添加物の食品がふえ、旅館、ホテル等、たいていはサシミ、ソーセージ、カツ、オムレツ等都会と同じ様なものばかりならべられ、その地方の名物は消えてしまい、郷土特有のおいしい食養料理なものは食べなくなりました。大変おしいことだと思います。その地方の長命の方々に聞いて見れば、昔は自分の若い時には色々よいものがあったが今では農家の作る人もなるべく手のかからない方法のみ喜び、農薬、化学肥料を多く使っているのでおいしいものが出来ないとなげいています。老人より若者が早死すると言っています。お漬物でも、これはおいしそうだと思って頂いて見ると化学調味料が一杯かけてあって自然の味は消えて淋しい気がいたします。山梨県の棡原長寿部落も、だんだん若い人が弱くなりおしいものです。
どうか主婦の方々は食養料理を研究し、完全に日本全国に広め、もう一度日本人の立派な体格、それからほとばしり出るような熱い血と涙にみちた正しい精神を取り戻し一家を幸福にし国を強くし、富ますために力のかぎり勉強し広める様心がけて頂きたいことを希望します。これは日本のみではなく世界各国も同じだと思います。
然し今日本は西洋のものの取り入れにおおわらわの時代であります。従っていろいろな困難が行く手に出て来ます。しかしあなた方の使命は遼遠です。
その道のために日本食養医の開祖である石塚左玄先生は、斃れるまで戦いました。桜沢も七十四歳まで一生をかけて死の直前まで戦いました。そのために数十万の人々が救われています。私も病苦と、精神のなやみから救われ、周囲の多くの人達も助けることが出来たのであります。
この道だけが我々の心身の健やかさ、生活の幸せを最も完全に保証する唯一の道であります。
 
桜沢里真著「リマクッキング」(日本CI協会)より引用

 

南瓜と玉ねぎのクロケット

南瓜と玉ねぎのクロケット

材料(4人分)

かぼちゃ……150g   さつまいも……150g
玉ねぎ……1個(150g) ブロッコリー……1個
地粉……適宜(中力粉を炒って冷ましておく)
パン粉……適宜     ごま油……小さじ1
塩……適量      パセリ……少々
 

作り方

❶かぼちゃとさつまいもはすりおろす。玉ねぎはみじん切りにする。
❷鍋に油を温め玉ねぎを炒め、すりおろしたかぼちゃとさつまいもを入れてサッと炒め、冷ます。
❸ブロッコリーを塩茹でし、ザルにあげて冷ましておく。
❺④を3cm大に丸めてパン粉をまぶし、しばらくおいてパン粉を落ち着かせ、160~180℃の油でカラっと揚げる。
❻⑤を皿に盛り、ブロッコリーとパセリを付け合わせる。
❹②に地粉を材料の1/4位混ぜ、塩小さじ1を入れてよく混ぜる
 
ワンポイント
●具をまとめるための地粉は、中火で甘みが出るまで炒っておきます。
●シチューやカレーに使用するとコクととろみが増しておいしいです。

 

きびまんじゅう

きびまんじゅう

材料(約10個分)

きび粉……100g
地粉……100g
かぼちゃ(実)……75g
さつまいも……100g
塩……少々
 

作り方

❶きび粉と地粉をよく混ぜ、塩小さじ1を加えてぬるま湯で耳たぶ位の固さにこね、ぬれ布巾をかけて20分位おく。
❷かぼちゃとさつまいもは蒸かして皮を剥き、裏ごしする。塩小さじ1/2を加えてよく混ぜ合わせ、3cm大に丸める。
❸①を3cm大に丸めて真ん中をくぼませて少しのばし、②をのせて端からつまんで口をふさぎ、手の平で丸めてまな板の上におき、両手でまわして少し高めに美しく丸める。
❹蒸し器にぬれ布巾を敷き、③を並べて15~20分蒸す。
 
ワンポイント
●きび粉の代わりには玄米粉、米粉、きな粉など雑穀粉を使うとよいでしょう。。

 

2019年9月号その他のレシピは

  • れんこん煮しめ
  • 麦入り玄米焼きむすび


 

月刊マクロビオティック 2019年9月号(984号)より
 
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