「伝統レシピ」第24回 玄米餅しのだ煮/れんこんいとこ煮

 

山に近く寒い地方の食養と献立

野草の食べ過ぎはきけん②
山間地方の人々はつねに特に冬は、いろりや長火鉢のそばでついお茶をのみ過ぎます。雪の多い地方では、涙が出る人を多く見うけます。いろりの煙ばかりでなく、水分が多いので涙腺がふくれて、涙は鼻に通りきれず、目の外へあふれるのです。そんな人々は水分をひかえることだけで治った例もたくさんあります。私共戦争中妙高に疎開しました。近所の家を訪ねると、すぐお茶を出します。こんな寒い七、八ヶ月も雪にとざされ、とじ込められているのですから、私共は水分を随分注意していて、あまり頂かずほんの少し口をつけるのみですから大変気を悪くして、先生たちは、わしらのような家では、お茶ものんでくれない、とかなしんでいたと聞き、びっくりしました。私は一生懸命食養のお話をして決して、お宅のお茶だけ頂かないのではない、どこのお宅でも、家にいてもたくさんはのまないのだと申し、やっと解っていただいて、なごやかにおつき合いが出来るようになりました。それからは、私たちには、いろりで人参やお芋を焼いたり、お団子を灰の中で焼いたり、ソバがきを作ったり食養的なものを出して下さるようになりました。
寒い地方ではいっそう水分をひかえねばなりません。
 
桜沢里真著「リマクッキング」(日本CI協会)より引用

 

玄米餅しのだ煮

玄米餅しのだ煮
 

材料(4人分)

玄米餅……4個
油揚げ……4枚
大根おろし……1/2カップ
三つ葉……8本
だし汁……1.5カップ
醤油……大さじ2
 

作り方

❶油揚げは半分に切って袋に開き、油抜きする。
❷①に半分に切った玄米餅を詰め、楊枝で止める。
❸鍋に②を並べ、だし汁と醤油を入れて餅が柔らかくなるまで煮て、火からおろし蒸らす。
❹楊枝をとり、サッと茹でた三つ葉で形よく結ぶ。
❺大根おろしを器に醤油を添えていただく。
 

れんこんいとこ煮

れんこんいとこ煮
 

材料(4人分)

れんこん……50g
小豆……1/3カップ
さつまいも……50g
塩……少々
三つ葉……適宜

 

作り方

❶れんこんとさつまいもは1cmの角切りにする。
❷小豆は5倍の水で柔らかく煮て、塩小さじ1/3、①、水少々加えてゆっくりとすこし汁気を残すまで煮込み、サッと茹でた三つ葉を飾る。
 
ワンポイント
小豆は差し水を1カップずつ加えながら1時間程度かけてふっくらと煮ましょう。

 

2019年12月号その他のレシピは

  • 野菜ふくめ煮
  • ニラ入り雑炊


 

月刊マクロビオティック 2019年12月号(987号)より
 
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