「伝統レシピ」第31回 南瓜フライ/マイースのハンバーグ

 

無知は罪悪のもと①

私は何も知らず病気がちで身体をそまつにしたように、全ての物もあまり大切にせず、むだが多かったのです。桜沢は、私がくずかごにすてたデパートの包み紙などを、だまってひろい上げきれいに正しくたたみ直し、ざぶとんの下にしきました。私はそれを知りはずかしさで顔を赤らめました。
毎日新聞にはさまれている広告も、裏白のものは取って置き、講義の下書き、皆の答案用紙メモ等にどんな小さい紙きれでも二度も三度も役立て、そまつにしませんでした。桜沢は「僕は本を書き、紙くい虫だからね」とにっこりしていました。
ある会食の日、おだんごが出た時、桜沢はそれをたべお皿のあんこをきれいにお茶ですすぎ、それをのんでしまいました。このようなありさまを初めて見た私は目をぱちくりしながら、自分のお皿の残りをきれいにたべ、お茶でお皿をすすぎ、それをのみました。今までたべものの残りや、おひつのご飯をまとめたことのない私は、何というばちあたりの恥知らずであったことでしょう。苦心して作って下さったものをそまつにするとは人間として生きる価値のない女だったのです。ものを大切にせず、そまつにすることは、愛のない冷たい氷のような心です。それでは、健康にも幸福にもなれるはずはありません。
 
桜沢里真著「マクロビオティック料理」(日本CI協会※絶版)より原文引用

 

南瓜フライ

南瓜フライ
 

材料(4人分)

南瓜……1/2個
地粉……少々
パン粉……少々
大葉……8枚
大根おろし……適宜
揚げ油……適量

 

作り方

❶南瓜は1cm厚のくし形に切り、塩少々をふる。地粉を天ぷらの衣くらいの固さになるように水で溶いておく。
❷南瓜に地粉の水溶きをつけ、パン粉をまぶし、2~3分おいてなじませてから油で揚げる。
❸大葉に軽く衣をつけて揚げる。
❹②を器に盛り、大葉、大根おろしを添えて醤油でいただく。
 
 

マイースのハンバーグ

マイースのハンバーグ
 

材料(4人分)

とうもろこし(実の部分)……300g
玉ねぎ……200g(粗みじん切り)
いんげん……お好みの量(塩茹でしておく)
地粉……適宜
胡椒……少々
出し汁……1カップ~
ごま油……適量
塩……適量

 

作り方

❶玉ねぎをごま油大さじ1で炒めたら、とうもろこしを加えてさらに炒め、塩小さじ1と胡椒で味をつけ、冷ましておく。
❷①に全体量の1/6~1/4の地粉を混ぜ、3cm大に丸めて手の平で押して平らにする。
❸フライパンに多めのごま油をあたため、②を入れて両面をこんがりと焼いたら取り出す。
❹フライパンに残ったごま油に、さらにごま油大さじ1を加え、地粉大さじ山盛り1を入れて固まりを崩してよく炒め、冷ましておく。
❺④に冷めた出汁を少しずつ入れ粉を溶き、火にかけて水分を加減しながら好みのとろみにして塩で味を調える。
❻③を器に盛り、いんげんを添えて⑤をかける。
 
ワンポイント
お好みで塩茹でしたいんげんなどの緑色の野菜を添えると、器全体の色味が鮮やかになります。

 

2020年10月号その他のレシピは

  • 椎茸の玄米混ぜごはん
  • プチガトー

 

 

月刊マクロビオティック 2020年10月号(997号)より
 
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