「伝統レシピ」第32回 しのだ包み/茶碗蒸し

 

無知は罪悪のもと②

それからの私は一から十まで新しい学問が始まりました。桜沢は決して何もつめ込み式には教えません。PUの学問は問い、かつ学ぶことであってテープレコーダーのように、おして出る講義を聞いて覚える方法ではなく、クリエイト、創作、自分で解答を出し批判をして頂くというやり方です。料理も決して教えてはくれません。NONOばかりで、何を作っても、どんなにおいしくきれいに出来ても初めのうちはNONOの連発でNONOスクールといっていました。そのおかげで、私は大変苦心をし、よい勉強になり、どんな所でも、インド、アフリカ、モロッコ、欧米諸国でもどうにかPU料理を作ることが出来るようになりました。何という有難い教育法でしょう。無知の私もまがりなりにも、桜沢について諸国を回ることが出来ました。こんな悪魔なる女を妻として教育して下さった桜沢のPUはすばらしいものでした。
 
桜沢里真著「マクロビオティック料理」(日本CI協会※絶版)より原文引用

 

しのだ包み

しのだ包み
 

材料(4人分)

油揚げ……4枚
かんぴょう……2ⅿ程度
しらたき……1束(150g程度)
れんこん……50g
人参……30g
豆腐……1/2丁
ごま油・醤油……各大さじ2
塩……小さじ1/2

 

作り方

❶油揚げは半分に切り、中を開いて袋にしてから油抜きする。
❸油揚げに②を半分ほど詰め、詰めた部分をしっかりおさえ、油揚げの上の部分をかんぴょうで結ぶ。
❹鍋に③を並べ、出し汁をかぶるくらいに入れ、醤油を加えてじっくりと煮ふくめる。
❷かんぴょうはサッと水で洗い、塩でよく揉んでから塩を洗い流す。しらたきは5cmくらいに切って塩で揉み、サッと茹でる。豆腐は細かくつぶし、ごま油でよく炒り、塩を加える。れんこんはタテ6つに切り、小口の薄切りにする。人参は細切りにする。以上をよく混ぜ合わせる。

 
 

茶碗蒸し

茶碗蒸し
 

材料(4人分)

実そば……1/2カップ
れんこん……20g
ゆり根(長いもでも可)……40g
花型人参……4個
長ねぎ……50g
せり……4本
ゆずの皮……少々
葛……大さじ4と1/2
梅酢……小さじ1/2
出し汁……3カップ
塩……適量
醤油……適量
揚げ油……適量

 

作り方

❶実そばは鍋で空炒りして倍量の水と塩少々を加えて炊く。
❷れんこんはタテ4つ割りにし、薄い小口切りにする。梅酢を水小さじ1で割ったものにれんこんをつける。つけ汁ごと鍋に入れ、水大さじ2を加えて煮つける。
❸長ねぎは2cmの小口切りにし、サッと茹でる。花型人参もサッと茹でる。せりは葉を残して軸の部分を2cmくらいに切る。
❹ゆり根は1枚ずつはがして油で揚げ、少々の水でやわらかく煮て塩味をつける。
❺出し汁を煮立てた中に葛の水溶きを流し入れ、ひと煮立ちさせたら塩と醤油で薄味をつける。
❻蒸し茶碗に実そば、れんこん、長ねぎ、せり(葉を残しておく)、ゆり根を入れ、上に花型人参をおき、⑤を流し入れる。
❼蒸し器に入れて約15分蒸したらゆずの皮、せりの葉をのせ、蓋をして供す。

 

2020年11月号その他のレシピは

  • 五目磯揚げ
  • 実そばグラタン

 

 

月刊マクロビオティック 2020年11月号(998号)より
 
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