「伝統レシピ」第28回 大根と油揚げのロール煮/みたらしだんご

 

食養とは愛の生活①

山梨県の、近ごろ温泉で有名になった「石和」の近くの春日居村という、小さな片田舎に生れた私は常に身体が弱く、両親の心配の種でした。
それに妹は九年も後に生れたので、男三人に女一人というので皆からちやほや大切にされすぎ、今考えるとよく生きていられたと思うほどの非食養的な生い立ちであったのです。
おさない私は両親に伴われて上京し、弱いながらもどうやら女学校も卒業することが出来、手芸、茶の湯、華道、琴、三味線等女としての心得も一通りは出来るようになっていました。しかし、弱さには勝てず、常に病気勝ちの私は、病院通いをしたり、手のひらの江口先生のもとに毎月かかさず通い、ようやく生命を保っておりました。
たまたま渋谷の公会堂に食養会の講演会があり、江口先生と共に、病身に車をゆだね、会場に行きました。それは「桜沢如一先生の食養講演会」であったのです。そこで初めて桜沢に会いました。欧州から久しぶりで帰国してまもない時のことです。だんだん講演を聞いているうちに、私は「はっ」と思いあたることのみでした。今までは病気は医者まかせ薬にたよるほかないものとのみ思いこんでいたのですが、「病気は自分の責任であり、自分のおかした罪悪である」と聞かされほんとうに目がさめたようなおどろきを感じました。

桜沢里真著「リマクッキング」(日本CI協会)より引用

 

大根と油揚げのロール煮

大根と油揚げのロール煮

材料(4人分)

大根……20cm
油揚げ……2枚
さやいんげん……12本
出し汁……2カップ
醤油……大さじ1.5

 

作り方

❶油揚げは三方にハサミを入れて開き、タテ3つに切る。
❷大根は油揚げの幅に合わせて輪切りにし、かつらむきにする。
❸①の上に②を重ね、ぐるぐるとかたく巻き、油揚げが終わったら、さらに大根だけ2まわりほど余分に巻き、糸で結ぶ。
❹出し汁で③をやわらかくなるまで煮込み、醤油を加えて煮ふくめる。
❺糸を取り、両端を切り落して半分に切って盛り、さやいんげんを飾る。

ワンポイント
大根と油揚げを固く巻くと型崩れしにくいです。

 

みたらしだんご

みたらしだんご

材料(4人分)

玄米粉……200g
餅玄米粉……200g
黒ごま……カップ1/2
醤油……大さじ2
自然酒……大さじ2
葛……大さじ2
塩……少々

 

作り方

❶玄米粉と餅玄米粉を合わせて塩少々を加え、熱湯で耳たぶくらいのかたさにまるまで捏ね、適宜に丸めて蒸かす。
❷①を濡れ布巾に包み、すりこぎで搗いて2cm大に丸める。
❸黒ごまは香ばしく炒り、細かくすりつぶして醤油と自然酒を加える。
❹水1/2カップを煮立て、③を入れてから葛を同量の水で溶いて流し入れ、とろみをつける。
❺②を3個ずつ竹串に刺し、器に盛って④をかける。

 

2020年4月号その他のレシピは

  • 玄米ピラフ
  • 湯葉なめこの吉野仕立て汁
  • みたらしだんご

月刊マクロビオティック 2020年4月号(991号)より

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