2023年9月期 修了記念寄稿
アドバンスⅡ 修了 S.M
アドバンスⅡコースを終えて
私は、友人に美味しい料理教室があるからと誘われてマクロビオティック料理教室に初めて行き、シンプルな料理なのに素材の味が奥深くこんな美味しい料理があるのかと感激したことを今でも覚えています。そこから、何度かお料理教室に通っていましたが、もっと深くマクロビオティックを一から学びたいと思い当校へ入学しました。
まず、当校の特徴である調理や食材を通して、陰陽の考え方、料理をする人は一家の薬局長として食養料理を作り、心身の調和を図る事ができるということに深く感銘を受けました。また、シンプルな調理やよく噛む事で五感を養うこと、これは出来ていそうでなかなかできていない事に気がつきました。普段の食事は大抵テレビをみながら摂取していた為、咀嚼すること、味わうことを疎かにしていた気がします。目の前にある食物、関わった全てに感謝をしていただく事、母指等大の玄米を口に含み30回以上噛む、100~200回噛むと甘味が出て口の中と頭の中がさっぱりしたことが衝撃的でした。
【身土不二】その土地、季節にあった食べ物をとること、【一物全体】1つのものを丸ごと食べること、自分の畑や田んぼで作物を育て収穫し、その時期に合った物をありがたく感謝をして丸ごと食していた昔。現代社会は、かけ離れた生活をしているのだなと考え、少しでも身土不二に近づけるよう田んぼや畑も自分で今後できるよう勉強、実践を始めています。当校に通いマクロビオティックの調理法や思想に触れ、自分自身の考え方も変化したように思います。
マクロビオティックの調理法を学び日々の生活で実践していくうちに、その日の顔色や吹き出物の有無、舌や口唇の色、大小の便りなど自分の心身ときちんと向き合えるようになりました。そして、体調や季節の変化に合わせ食の選択をしたうえで調理法を変える事ができるようになりました。現在は、体調を大きく崩す事がなくなり、物事を前向きに捉える事ができ、自然と以前よりも身体が動くようになっていると実感しています。
まだまだ完璧ではありませんが、家族にマクロビオティックの食事を理解してもらうため、なるべく美味しく調理できるよう日々頑張っています。少しずつ家族の体調も良くなっており、肌荒れが解消し、体調を崩す事が減っているようです。
今はまだ、マクロビオティックについて他者へ説明したりすることができていないため、美味しい食事を作り食べてもらう事から始めていけたらと思います。
理論や思想に関しては、一度の講義だけでは理解し実践に繋げられない部分もあるため、今後も継続して学習をしていきたいと思います。そして、1人でも多くの人にマクロビオティックについて伝えていけたらと思います。
森校長はじめ、各先生、スタッフの方々、一緒にここまできた仲間、関わって下さった全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
<修了記念レシピ>
小豆南瓜 煮汁の少ないもの
元々腎臓が弱く、冷えるとすぐに膀胱炎になったり発熱したりしていました。
小豆南瓜を学んでから月に2回は意識的に摂取するようになり、頭寒足熱を心がけ膀胱炎症状や発熱など腎臓に起因する病気にならなくなりました。
その時々の体調により小豆南瓜の水分調節をして、摂取しています。
今回は冬であり身体を温めたいので水分は少ない小豆南瓜にしました。
毎回出来上がり方が(水分量や南瓜の甘味の感じ方など)違っており、奥深い料理
だと感じています。
S.M
茨城県在住 看護師として勤務している
趣味は美味しいものを食べる事と旅行、愛犬と家族とのんびり過ごすこと