マクロビオティック クッキングスクールリマ

2023年1月期 修了記念寄稿

マスターコースⅡ期 修了 かとう さとみ

マクロビオティックに出会えてよかった!クッキングスクール リマに出会えてよかった!

というのが、4年半かけてマスターコースを修了するにあたっての素直な気持ちです。17年間の海外生活の後、帰国した私は、何を食べたら自分の身体に良いのか分からず、まるで食生活の迷い子のようでした。そんな時、偶然に『新食養療法』(桜沢如一著書)でマクロビオティックに出会い、クッキングスクール リマに通い始めました。授業では、季節に合わせてどのように何を食べると自分の身体が喜び、心も穏やかになるのかということを学びました。
 今では 、食に対して、しっかりと判断出来る自分軸ができ食生活が豊かになりました。普段の生活でも自然に身を任せながら、時には、陰陽で物事を考えたりしていると、不思議なことに思っている事が現実となって願いが叶うようになっていくのです。とても
面白いほどです。こんなにも楽しく穏やかな気持ちで過ごせるようになったのもマクロビオティックに出会い、クッキングスクール リマでの学びがあったからだと思います。


<修了記念レシピ>お花見弁当

私の選んだ修了記念レシピは、お花見弁当です。地味なイメージになりがちなマクロビオティック基本食をハレの日でもおいしく、愉しく頂けるように食材の組み合わせや彩りを工夫しました。玄米ごはんには、陽性の強い高きびを入れたので、陰性の梅酢を加えて陰陽のバランスをとりました。菜の花を添えることによって、冬の間に縮こまった身体を春には緩められるよう、そして、季節の味を楽しむことができるようにもしました。また、 海外の友人や家族に曲げわっぱのお弁当箱でマクロビオティック料理を紹介したらウケが良かったので、今回、海外の人たちにも喜んでもらえるようにと想定しながら盛り付けました。 特に、『切干大根と油あげの煮付け』を選んだ理由は、ベーシッククラスで実習した時の思い出があるからです。レシピには「手早く水で洗いざるにあけて水を切る」とあ
りましたが、私は、切干大根を手早くどころか水浸しにしてしまいました。その時、そのびたびたの切干大根を見た担当の吉野由樹子先生が、とても残念そうなお顔をされていました。これではいけないと失敗に気づき、それからは、食材を丁寧に扱うよう心がけるよ
うになりました。いつか自信を持って上手く調理した切干大根の煮つけで、先生を笑顔にしてみたいと思い、切干大根の煮つけを作り続けて練習を重ねてきました。ですから、今では懐かしい思い出と共に修了記念レシピに入れました。 こうして修了できることは、とてもありがたいことです。先生方やアシスタント、スタッフの皆様のおかげで、クラス仲間と楽しく学ぶ事ができたからです。本当にありがとうございました! これからもマクロビオティックを学び続けて、家族にも周りの人達にも伝えられるようになれたらと思っています。


かとう さとみ

2023年マスターコース修了。発酵食品ソムリエ、野菜スペシャリスト、食生活アドバイザー資格を取得し、食や食文化の知識を深める。趣味は、パン作り、ヨガ、読書。

Blog Top