マクロビオティック クッキングスクールリマ

2023年1月期 修了記念寄稿

マスターコースⅠ期 修了 増田 やよい

有意義な教え

私の夫は10年前に脱サラし、夫婦で神奈川県から埼玉県に引っ越し、有機栽培の農家になって9年目になります。季節毎の野菜を露地栽培し主に野菜の宅配をしております。
夫は夫自身が食物アレルギーに悩まされたことがあり、食の安全性に疑問を持ち、更に、野菜や穀物の種に不自然な物があることを知り、就農を決意しました。

妻としては、家庭菜園すら興味がなかったので夫が就農を決意した時は青天の霹靂でしたが、現在は農作業に慣れて夫を手伝っています。

私がリマに通った理由はズバリ料理が苦手だったからです。

毎日の食事作りは私が担当で家に美味しい野菜があるにもかかわらず、独身で実家暮らしが長く、料理は親任せか外食だったため料理するのを苦痛に感じておりました。

そんな訳で料理教室に通いたいと思いましたが、地元で料理教室を探しても中々、適当な料理教室が見つからず、心のこもった美味しい料理を作る知り合いがリマを修了していたのでリマに通うことに決めました。

リマに通った成果としては、リマの実習で作った食事を食べると体の調子が良いことに気がつき、家でも楽しみながら美味しく健康的な料理が作れるようになったことです。
鉄火味噌の実習では、自分で作ったものをお土産にいただき、家でそれを食べた時はとても美味しくて自分で作った料理が美味しいとはこういうことなのかと相当、腑に落ちました。

又、ヒントをいただき、自分で考えながら料理を作るワークショップは達成感を感じられ料理の腕を上げるのに効果があったと思います。

生徒さん同士も同じような価値観を持っている方が多く、料理や健康について情報交換をしながら一緒に料理することが楽しかったです。

リマでは調理法を学ぶと同時に、マクロビオティックについての講義があったので、自分の生き方にも参考にできる有意義な教えがあり、料理の腕を上げる他にもリマに通っている間に自分の好きな趣味を見つけ、そこで成果を出すことも出来ました。

陰陽について学んだ時は野菜の生育を肌で感じていたので理解しやすく、家業の農業についても更に理解を深めることが出来ました。

マスターコース修了式を控え、リマに通ったことによる収穫の大きさに自分の事ながら驚いています。

将来は地元のコミュニティカフェのスペースを借り、自分の農園の野菜を使って料理教室を行いたいと考えております。
前述した通り地元には料理教室がほとんどなく、地元の知り合いと話していると時間と距離が理由でリマに通いたいと思っても通えない人が少なくないと感じたからです。
引き続き、インストラクターコースに通い、マクロビオティックの料理教室を開き生涯、健康で幸せに暮らす人を増やしたいと思います。


<修了記念レシピ>大豆のロールキャベツ

旬の野菜を使いたかったのでロールキャベツにしました。リマで雑穀の扱い方を習ったので雑穀も使いました。

マスターコースの最後の実習で大豆ハンバーグの調理担当になり大豆に隠し味の味噌を入れる量が多すぎてナツメグの香りが消えてしまった反省を基にナツメグの香りを活かすレシピにしました。


増田 やよい

短大卒業後20年間、エンジニアリング会社に勤務。主に海外プロジェクトの会計を担当。
その後、夫が脱サラし新規就農(有機農業)したので、それを手伝っている。趣味はベリーダンスと読書。

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