マクロビオティック クッキングスクールリマ

2023年1月期 修了記念寄稿

マスターコースⅡ期 修了 齊藤 徹也

日々の生活が充実

約2年間かけてリマクッキングスクールのマスターコースおかげさまで修了の運びとなりました。ご指導いただいた森先生、高桑先生はじめその他スタッフの皆様大変お世話になりました。

私がマクロビオテックを知ったそもそものきっかけは桜沢先生の無双原理易の書籍でした。約8年前になります。もともと中国の易経に興味を持っていた私は、その当時日本での易の解説本をいろいろあさっていて、たまたまこの桜沢先生の著書を見つけて読んでみた。当然内容はよくわからなかったものの、この人の本面白そうだなという直感はあり、関連本をいろいろ買ってみた。宇宙の秩序や東洋医学の哲学、魔法のめがねなどなど購入可能なものはどんどん集めた。特に陰陽の話は興味深く、魔法のめがねの陰陽の話を何回でも読んだが、どうしてそうなるのかが理解できず、また誰に教えを乞うこともできず。そのまま何年かの時間が経過した。

幸い私と私の家族は健康面では特に問題なく毎日の生活を過ごせていて、玄米を食べるぐらいはしていましたが、特にマクロビを学んでみようとかそういう発想はありませんでした。

ただその後、コロナ禍になり考えが変わり始めた。私もコロナに罹患しないために何ができるをいろいろ考えた。またワクチンにも頼りたくなかった。どうすれば免疫力あげられるかを考えたときに桜沢先生のマクロビオテックなら、その答えが得られるのではないかと考えるようになった。そして桜沢先生直伝のリマクッキングスクールの受講を決断しました。

ベーシック1,ベーシック2,アドバンス、マスターと受講してきましたが、まずここで作った玄米の味に感動したことが印象に残っていて、自分の我流で炊いた玄米の味とは全くもって違っていた。季節や体調によっても炊き方を変えたり、分づき米にしたりと陰陽のバランスで炊き方を調整するととても食べやすくなることも知れた。味噌汁もしかりで、昆布としいたけだしの比率や米みそ、麦みそおよび豆みそでの調整でいつでも身体にあったおいしく感じられる味が出せることが分かった。今は毎日家で作るが、最近ようやく状況によって身体に調和させる作り方が身についてきたような気がする。座学においては高桑先生の宇宙の秩序の話がとても面白かった。ただこれも1回聞いたのみではすぐに頭から抜けてしまうと思うので、また同じ内容でも講習を受けたいと思う。買い集めた桜沢先生の著作も少しづつ読み返しを始めていて、昔に比べて理解度が格段に増しているのが実感できる。

また自分の体もさらに健康体になっているのではないかと実感できるし、精神面も成長しているのは実感できる。何事も陰陽調和なので、悪いことがあってもその裏に良い面が潜んでいてトータルで考えるとイーブンなるから、どんな事象であれ、それに一喜一憂しても結果は変わらないので心身平静を保とうという考えが身につきつつある。ということで結果的にコロナウィルスも特に気にならなくなり、今ではウィズコロナでコロナと友達になろうという清々しい気持ちになっています。全てを受け入れるという態度になれると、気持ちが本当に楽になれる。

習った料理の種類は多数あり、家に帰って、なるべく復習のつもりで同じものを作ることをしている。コーフー、手巻き寿司やいちご大福など何回か家で復習してみた。作るのに手間と時間がかかったが、それなりのものが再現できたので、とてもうれしかった。さすがに鉄火みそは復習しようとも思わないが、講習での自作品で持ち帰ったものを大事に食べたいと思う。

森先生の1日講習もよかった。そば、みそ、梅干し、この3つの講習は特に良かった。そばは自分で作るようになってから、蕎麦屋に行かなくなった。玄米みそと麦みそは1年前に仕込んだものを、最近取り出してみたが、みそにただのお湯を注ぐだけでも、りっぱな味噌汁として成立しているところに感動を覚え、今期もひきつづき玄米みそ、麦みそ去年の倍の量の仕込みをしてしまいました。来年が楽しみです。

角元先生のパン講習もよかったです。今では週末は手作りパンあるいはピザとミソスープとコーヒーで朝食しています。

こどもが一人いますが、こどもは白玉系のデザートやリンゴのゼリーを好んで食べてくれます。

リマにていろいろな料理を学ぶことができ、日々の生活が充実してきてはいるのですが、改めて思うことは、作るのに時間がかかるということです。米炊いて味噌汁作って、あと何品か作ると軽く数時間は経過してしまいます。今まで仕事を含めて忙しい生活を送っていましたが、忙しい生活の中ではマクロビは続けられないということが判明しました。私自身もっとスローな生活形態に変身して、ゆるゆるとしたマクロビ食生活を実践していきたいです。


<修了記念レシピ>

二八手打ちそば

1年前に森先生の手打ちそば講習を受講して、自分で作るそばのおいしさを知ってしまいました。その後道具を集め、自分で練習したのですが、あまりうまいとは言えず、もう少し習いたいと思っていたところ、自宅の近所にそば道場があったので、そこで何回か練習させてもらいました。少しはうまくなったかなあと思いまして、今回の課題を手打ちそばとさせていただきました。


齊藤 徹也

東京都八王子市在住。妻、息子(8歳)の3人家族

株式会社テスク専務取締役、上海勇光貿易有限公司代表。

息子が生まれた契機にマクロビに出会う。その後、桜沢先生の著書を読み、

マクロビ料理を独学で作ろうとするも、行き詰まり2021年リマクッキングスクールに通い始める。

2023年マスターコース修了。現在は毎朝早起きして玄米を炊いてお弁当を作り、会社で食べています。

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