2023年1月期 修了記念寄稿
マスターコースⅠ期 修了 S.M
基本が大切
私はお腹の中からマクロビオティックで育ち、日々の生活の中には、陰陽の考え方や食を大切にする考え方が常に身近に存在していました。マクロビのおかげで誰よりも丈夫に育った学生時代でしたが、社会人になり IT 関係の仕事で毎日深夜までパソコンの前に座ったままの生活をする中で、徐々に、そして知らぬ間に体は弱っていきました。
そんな折に、突如コロナが始まり在宅勤務生活となり、日々の食事を見直す時間と心の余裕ができました。以前は仕事が超多忙な時期には「自分が今何を食べたいのか」もわからなくなるほどでしたが、自分で包丁を握りひたすら刻んだ野菜で作るきんぴらやお鍋で丁寧に炊くご飯の美味しさに感動し、何事もいかに基本に立ち返ることが大切かを改めて実感いたしました。
最初はリマネット校の動画で学びはじめたお料理教室でしたが、アドバンスコースから池尻大橋校にて対面で学び、ベテランの先生方にお料理のコツや知恵を丁寧に細かく教えていただくことができました。そしても何より、皆さんと一緒にお料理する楽しさ・先生方や生徒さんとの出会いが、マスターコースまで受講するモチベーションとなりました。
昨年秋に結婚し毎日料理はしていますが、凝ったものは作るのがあまり得意でないこともあり、家ではシンプルなものばかりです。ただ家族や自分の体調・季節の小さな変化を心で感じ、「今のからだ」に一番ぴったりの食事は何か?を探求するよう心掛けています。それぞれに合った食材・調理法・味付けを選ぶことで、普通食で育った主人もいつも「美味しい!美味しい!」と何でも食べてくれています。そして⾧年付き合ってきたという花粉症やアトピーなどの症状がとても軽くなってきているそうで、私自身も驚いております。たまにふたりで行う食養手当て(生姜湿布など)もやはり気持ちがいいようで、別のリマ望診法講座で磯貝先生がおっしゃっていた、『3 つのいい』(おいしい・気持ちいい・心地いい)の大切さを実感する日々です。
<修了記念レシピ>春の季節を感じる、体も心も喜ぶ一品
マスターコース修了にあたり考えたレシピのテーマは、「シンプルだけれど春の季節を感じられ、体も心も喜ぶ一品」です。凝った料理が苦手な私でも気軽に作れて、一品の中で “まごはやさしいこ”をできるだけ食べられるものにしました。具材にはマクロビの基本食でも使う材料を取入れ、味付けでじゃがいもの陰をなるべく中庸に寄せ、素材の色合いはカラフルで春らしい気分になれるように工夫しました。
S.M
家族構成:主人、私
趣味:料理、家庭菜園、花の寄せ植え、
洋裁、ピアノ、ハイキング
職業:主婦